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年末のご挨拶と2019シーズンの振り返り

2019.12.27 news

2019シーズンも、一年を通して熱いご声援と温かいご支援をいただきましたことに対し、ファン、サポーターの皆様をはじめアビスパ福岡に関わる全ての皆様へ、心より御礼申し上げます。


今シーズンJ1昇格を目標に掲げてスタートしたシーズンでしたが、結果として残留争いに加わることとなり、皆様方には大変悔しく不安な想いをさせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。

アビスパ福岡は、ホームタウンであるFUKUOKAという街や人が醸し出す躍動感、そしてチーム創設の思いを具現化すべく、今シーズンから「高いボールポゼッション」と「ゾーンコントロール」をアビスパスタイル(Avispa Style)と定め、ジュニアからトップチームまで「アビスパ福岡の変わらぬ戦い方」としてスタートした年でした。

戦い方として浸透するまで、一定の期間を要する取り組みであることは覚悟しておりましたが、6月初旬にファビオ・ペッキア監督が突如辞任の意思を示し帰国ということになり、久藤清一コーチを新監督に内部昇格し、リスタートしました。しかし、戦い方の浸透とJ1昇格のハードルは高く、最終的には残留争いに加わる形となり、皆様の期待を大きく裏切る結果となってしまいました。

シーズン中、クラブとしてチーム内のコミュニケーションの活性化を図り、状況改善のスピードを加速させるため、新たにアビスパ福岡の「チーム行動規範」を選手、スタッフと策定しました。チームとしての決まりごとを可視化し徹底を図るなど取り組んで参りましたが、戦績の好転には結び付けることができないまま2019シーズンを終えることとなりました。

クラブとしましては、今シーズンの結果を受け止め、教訓と反省をしっかり今後に生かして、繰り返さないことを肝に銘じていかなければならないと思っています。

また、チーム状況の苦しい中、急遽監督の責務を引き受けてくれた久藤清一前監督へは、この場を借りて改めて感謝の気持ちを伝えさせていただきます。最終戦で掲げられた「キヨ男気見せてくれてありがとう」の横断幕の言葉の通り、すべてを背負ってアビスパのためにチャレンジしてくれました。残留という結果を成し遂げてくれた久藤前監督は、クラブの功労者でありここに敬意を表したいと思います。



アカデミー活動は、成長を実感した一年でありました。
U-12は、JA全農杯全国小学生選抜サッカー大会九州大会と、第43回全日本U-12サッカー選手権大会福岡県中央大会を優勝し、ともに全国大会に出場を果たしました。U-15は第34回日本クラブユースサッカー選手権大会に出場し、決勝トーナメントに進出することができました。
さらに、U-18においては第43回日本クラブユースサッカー選手権大会でベスト16、2019Jユースカップではクラブ史上初の全国第3位となるなど、各年代で毎年全国⼤会に出場できる⼒をつけてきています。 育成年代の選手には保護者皆様の支えが必要不可欠ですが、ここに日頃の献身的なサポートと試合での熱い応援に心より感謝を申し上げます。


スクール活動は、今シーズンより新たにスクール生会員専用アプリ『Sgrum』(スグラム)を導入しました。これにより、クラブとスクール生(保護者)の双方から、安全に確実に情報を届けることができるようになり、これまで以上に円滑なコミュニケーションが図れるようになりました。

また、4月には『アビスパ福岡サッカースクール宇美校(糟屋郡宇美町)』を新規開校し、サッカースクール19校、チアリーダーズ・ジュニアスクール3校の計22校、1,700名を超えるスクールへと成長しています。これも保護者の皆様をはじめ、地域やスポンサー企業の皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております。

サッカー技術向上に対する指導だけでなく、子どもたちの自立への働きかけ、夢や希望を与えられる場の提供、豊かな人間性の育成を、皆様と共に目指していきたいと思っております。


運営面は、昨年に続きホームゲーム観客動員数は平均1万人以上を目標に掲げておりましたが、チーム成績や代替スタジアム開催などの影響もあり、平均6,983人となりました。チケッティングとSNSを中心とした広報戦略の抜本的な見直しの必要性が浮き彫りになった一年でした。

その中でも、市民クラブとして実施して好評でした、福岡市内の全小学生や幼稚園児を対象にした施策や、福岡市内への転入者を対象にしたご案内、またシーズン終盤に立ち上げた「ALL FUKUOKAプロジェクト」で実施した都市圏の小学生を対象にした来場企画等は、一定の成果を上げることができましたので、継続していきたいと思います。


ホームゲームのイベントでは、シーズン序盤に実施したOB選手によるトークショー、ハリセン応援など、新たな企画もお届けでき、皆様に喜んでいただきました。来シーズン以降も様々なことに取り組んで参りたいと思います。

来場者へのホスピタリティについては、試合ごとにクラブスタッフや試合運営に関わっていただいているボランティアの皆様と課題を洗い出し、今年一年間の改善事項580項目のうち97%の対応が完了し、少しずつではありますが改善に向かっております。

今後も、より多くの皆様にホームゲームに足を運んでいただき、ご来場の全ての方が安全で快適に過ごしていただけるスタジアム作りを目指して参りますと共に、日頃よりご支援いただいておりますボランティアの皆様に心より感謝を申し上げます。


その他、クラブ経営や強化部など、フロントの強化を目的に、ベルギー1部リーグ シント=トロイデンVVとの業務提携により、同クラブCEOの立石敬之氏を顧問に迎えました。また、九州産業大学との共同研究契約(アドバイザリー契約)を締結した他、AGA(アビスパ・グローバル・アソシエイツ)皆様にご尽力をいただき、宇美町、志免町に加え、あらたに飯塚市、篠栗町、粕屋町、須恵町、東峰村、新宮町、古賀市の7市町村と「フレンドリータウン協定」を締結いたしました。

また、福岡市IoTコンソーシアムにクラブとして参画し、IoTを活用したスタジアムの実証実験や、ITを活用したコミュニケーションと顧客満足の向上に向けてスタートすることができました。ここに関係者皆様のご協力に感謝を申し上げます。


2020年はクラブ創設25周年の記念すべきシーズンとなります。大きな節目の年を迎えるにあたり、クラブの理念であります「子どもたちに夢と感動を、地域に誇りと活力」をお届けできる、強いクラブとなるよう一丸となって邁進して参ります。

皆様からいただきましたご支援とご声援に心より感謝を申し上げますとともに、来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

どうぞよいお年をお迎えください。

2019年12月27日

アビスパ福岡株式会社
代表取締役社長 川森 敬史

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